大人で趣味でやっているだけで人前で弾きたくなんかないのに、発表会はどうしても出なければならないのでしょうか。
またまたyahoo知恵袋からです。
質問者さんは先生から毎年発表会への参加を促されてウンザリしているとのこと。
先生個人の発表会ではなく、他の先生と合同発表会のため人数も多く、知らない子供の演奏を4時間も5時間も聞いた挙句、さらにそのあとで拙い自分の演奏をするのがもう苦痛でしかないと。しかも高い参加費を払ってまで。
毎年断るのも一苦労だそうで、ご自身の意向もちゃんと伝えてはあるのですが「本部からの決定で生徒は強制的に参加させて欲しいとなっているから」というような理由で断るのも一筋縄ではいかないそうです。
生徒さんの意向と教室の方針があまりにも違いすぎます。
これは悩んでいないで、さっさと違う教室に移った方がいいですね。
先生の方は参加者が多い分参加費も集まるのでそれが目的・・ということもあるでしょうが
「上達のためには本番を経験しないと」ということも本気で思っていると思います。
本番を経験して上達するというのは確かに合っています。
ただ「苦痛でしかない」としか思えない発表会に出るのはあまりメリットがあるとは思えません。大人の生徒さんは上手な子供達の演奏の後に弾くのは嫌に決まっています。
【例えば私の場合】私の師匠は卒業したお弟子さんばかりの発表会を開いています。私も参加しています。大変だけど大人ばかりで楽しいです。そして師匠の子供の生徒の発表会にも「大人枠」があり、それは我々は参加したりしなかったり自由です。ただ、私達の場合は子供達より弾けますので、それほど気後れすることなく参加できます。
ただこれが「日本中から傑出された天才少年少女ばかり集まったピアノ発表会」の後に自分が弾くなら嫌ですね。この状態で奮起はできないです。
【うちの大人の生徒さんの場合】 1人は猛烈に頑張っているので大人部門のコンクールに参加もしていますが、その他の方はのんびりやっています。でもやはり「少しの刺激」は必要なので、たまに皆(4〜5人)で集まってお披露目会をしています。皆気心しれた仲間なので集まれることをとても楽しみにして下さっています。
勿論普通の発表会なんて「断固拒否」です。
私の家で弾くだけなのですが、それでも拒否される方はいます。
それから緊張して胃が痛くなってしまう方もいます。
血圧が上がってしまう方もいます。
大人の方の「人前で弾く」ということはそれはそれはハードルが高いのです。
中には「出てみたら意外と楽しかった」なんて人もいますが、稀です。
弾けるようになってくると、心境にも変化が出てきて「人前で弾くのに挑戦してみたいかも」となることは多いですが、それまでは気持ちの変化のスピードに対応して下さる教室で楽しく続けていった方がいいと思います。