伴奏

【ピアノ】合唱の伴奏法

スポンサーリンク

伴奏法といっても本格的なものではなく、

「あまりピアノ得意じゃないのに伴奏することになっちゃって困っています」

くらいの方に向けての記事です。

「伴奏者賞ねらっています」とか「伴奏で合唱を導けるくらい素晴らしい伴奏をするにはどうしたら?」とかそういう方向けではありません。

f:id:pichichi-2525piano:20170814000805j:plain

学校祭が近くなると中学生・高校生の伴奏レッスンで賑わいます。

ピアノ弾ける人があまりいないクラスで無理矢理伴奏を引き受ける事になってしまい、いやな思い、辛い思いをしている方もいるでしょう。過去にそういう経験があった人も少なくないはず。

ソロとは違う伴奏ならではの難しさ

まずこれなのですが、ソロと違う所は「どんなことがあっても止まることと弾き直すことは許されない」のが最大の違いです。

おっと間違えた・・とその一音をまた弾き直してしまったりすることはよくありますが、伴奏の場合はそれが一切許されません。

弾き直したその一瞬でも合唱は当然止まることなく進んで行き、伴奏者は遅れを取り戻そうと急いで弾いたりして、結局どこを弾いてるのかわからなくなり止まってしまう、というパターンがよくあります。

うちの生徒にも昔このパターンに陥ってトラウマみたくなり「二度と伴奏なんてやらない」と泣いていた子がいました。

自信があったのか私には何も知らせずに伴奏を引き受けていたらしく「止まらない練習、弾き直しができない怖さ」を知らずに本番を迎えてこのような状態になった模様です。

弾けないレベルの曲はどうしたらいい?

あまりピアノが得意じゃない子の場合、きちんと全部の音を弾いて止まらずに弾くというのはむずかしいです。今の合唱曲は歌も伴奏も複雑なものが多いですし。

こういう場合は音を省きます。

合唱の伴奏の場合、大事な音は右手ではなく左手の低い音です。

要はベースの音です。

右手のメロディーっぽいものはソロだととても大事ですが、合唱の場合はメロディーは大抵歌のパートがメロディーを受け持っているので伴奏者の右手はそれほど大事ではありません。

すっごい極端な話をすれば、ベースの音さえあれば歌は歌えます。

弾けそうな音を確実に弾いて、一小節で1時間くらい練習でかかってしまいそうな右手の場合はこの際捨てて、和音だけでごまかすくらいの勇気も必要です。

ぴよこ

右手なんていらんわ!

そして仮に間違ったり一瞬止まったとしても、絶対に弾き直しはせずにその音はもう捨てて、次の小節で確実に入る機転も必要です。

私は伴奏のレッスンをする場合は私が歌のパートを弾きます。自分では8割くらい弾けてるからまあ大丈夫か、と自信のある子でも一度焦らせます。

「とりあえず先生はあなたが間違っても止まらないで弾くからね。途中間違っても後ろからついてくるんじゃなくて、その小節は捨ててもいいから確実に入れる所を探してはいってきてね」

と優しく言います。

そして本当にほんのちょっとの弾き直しでも容赦なく置いて行きます。

ここで一度生徒達は青ざめて現実を見ます。

これを繰り返すと段々と自分で苦手な場所が把握でき、毎回つっかかる場合は弾けないということなので弾きやすく変えてしまったりします。

そして曲の切れ目や、大事なポイントとなる音、指揮者と呼吸を合わせなければならない所を教えます。

こんな感じで毎週やっていると大体なんとかなります。

頼る先生がいない場合は、友達でも家族でも誰でもいいので、誰かに歌を歌ってもらって弾いてみましょう。

あ、そうそう。

たまに「伴奏だって全部の音きちんと弾かないとだめです!」と学校の音楽の先生に言われちゃうこともあります。

合唱にかき消されて聞こえもしない細かい右手の音を弾くために、勉強時間を割いてまでやる必要ないだろう、と私個人は思いますが、こういう事態に陥った時には

先生と戦うか、全ての時間を犠牲にして泣きながらやるかの2択しかありません。

ぴよこ

なして自分ばっかり辛い目に

「1音でも弾いてくれるだけでもありがたいよ!ありがとう!」という先生であることを切に願います。

たまにいらっしゃいます。こういう素敵な先生。

スポンサーリンク

-伴奏
-, ,

© 2020 ピアノ講師ぴちち先生の五感 Powered by AFFINGER5